オーガニックタウン構想とは?

2022年8月14日

🚩はじめに

私たちの大木地区への想いは、

この素晴らしい景観と人がいる町を少しでも多くの方々に知ってもらいたいことと、

単なる健康な町ではなく、

衣食住の本質を根本から考えた上でこの町に合ったものとする

オーガニックタウン構想(OGI)を創造していきたいと思います。

泉佐野市大木地区

オーガニックという言葉は、「有機的な」という意味ですが、ここでいうオーガニックとは「本質的な」という意味合いが相応しい。

コンセプト(キーワード):健康、手づくり、文化・芸術、サスティナブル、体験

💠健康

【健康】は、誰もが心に思っていること。

楽しいことや幸せに過ごすためには、体が健康であること。

体は食からできています。

細胞はタンパク質からなり、皮膚や臓器は油からなり、血液は水からなり、骨は鉱物からなる。

今や2人に1人はガンになると言われています。

それらの原因は様々なものの積み重ねなので、良質な食にする必要があります。

添加物や殺虫・殺菌・除草剤、糖分をできるだけ使わない事や、

遺伝子組替え品や放射能を控えることが、とても健康な食につながると考えます。

上大木町会 野菜

💠手づくり

【手づくり】は、できるだけ機械で大量生産するようなものではなく、

1つ1つ丁寧に手でつくられたものを使うようにしたいと思います。

手作り木工製品

💠文化・芸術

【文化・芸術】は、ここ大木地区は領主の九条政基(くじょうまさもと)が1501年から4年間滞在し、

『政基公旅引付(まさもとこうたびひきつけ)』を記した舞台となり、

とても美しい農村景観が広がっている、

という背景から文化庁指定の日本遺産に令和元年5月に登録されました。

このまた、この美しい文化的景観の中で、

アートや音楽、陶芸、ガラス細工、木工、テキスタイル

などの芸術を創り出し、深く広めて行きたいと思っています。

ステンドグラス風のランプ ランプの家

💠サスティナブル

【サスティナブル】は、持続可能なくらしを目指すこと。

しいては使えるものは再利用し、循環、リサイクル、脱石油・脱プラスチック、環境配慮・省エネルギーなど人が永く生きていくために、

また地球が永くあり続けるために、

力を合わせて小さなことから始めたいと思います。

サスティナブル、持続可能な環境のために力を合わせる

💠体験

【体験】は、大木の自然を体験するために、

その土地の美味しいものをその場で食べ、

美しい景観の中でアートを創り出し、

大自然の中で体を動かすアクティビティで体験してもらいたいと思っています。

2019大木米を実らせ隊

以上の5つのコンセプト(キーワード)を携えて、

オーガニックタウンを1人でも多くの人に好きになってもらい、愉しんでもらい、住んでもらい、

国内外の方たちが訪れた時にも魅力ある町になるよう進化させていきたい、と思っています。

🚩オーガニックタウンでの取組みとして

私たちはオーガニックタウンを1つずつ形にしていくために

具体的に以下の5つのプロジェクトを進めていきます。

🚩農業活性化プロジェクト

・チャレンジ畑・・・40年間耕作放棄・休耕田を開墾し、無農薬野菜を栽培に挑戦しています

・チャレンジ田んぼ・・・40年間耕作放棄・休耕田を開墾し、無農薬米を栽培に挑戦しています

・大木米ブランド推進・・・犬鳴山から湧き出た一番始めの水で育てた地域でブランド化し、地域の子ども達に田植えや稲刈りを体験してもらう。


・稲わらを使った草履作りや屋外で簡易飯盒炊爨を体験等しています

🚩地域活性6次産業化プロジェクト

・地元和菓子メーカー「銘菓創庵むか新」さんのもなか「いろは蔵」の材料(もち米)を生産しています

・地元洋菓子店「パティスリー アン・スリール」さんの米ぬかクッキー「さのかるたクッキー」の材料(無農薬米ぬか)を生産しています。

・地元泉州タオル有志メンバー「いずみさのコットンチャレンジ!」さんたちがチャレンジ畑(耕作放棄地)で綿花を無農薬コットンとして生産されています。

・安土桃山時代に千利休が茶器を包むものとして作ったスタイルの袋を、泉州タオル地の無漂白・無蛍光の生地で作りました。この模様は、大木の棚田にある畑や田んぼの畝をイメージしたものです。大木米を入れる梱包材代わりや、普段のエコバッグとしてお使いできます。

【製作】袋谷タオル合資会社様・手作りファームるぽるぽ様

・次期プロジェクトとして、無農薬で栽培した大豆を使って味噌づくりにチャレンジします。大豆の種類も遺伝子組換えなど一切行っていない古代豆を使用します。

🚩大木HOTALプロジェクト

・村中の民家の軒先や街灯にステンドグラスで作ったランプを灯していく

・かつて飛んでいたホタルを復活させるため、無農薬ビオトープを作り成功

・地元照明アーティストらによる光るアートの展示会を開催

🚩みんまち村プロジェクト

・築150年の古民家(=みんまち村)で台風の被災した部分の修復
・みんまち村でシェアキッチンやシェアオフィス、ワークショップ、ギャラリー、カフェなど使用することが可能とし、リモートワークやリモート農業、移住者向けのリモート体験も可能。

🚩プロモーションプロジェクト

オーガニックや無添加なお店がたくさん並ぶマーケットを開催

・大木地区の寺社や川、田畑、工芸作家、アートギャラリーなど村を探索してもらうために「おさんぽカフェ」を開催します

大木の素晴らしい景観を背景に地元バンドがライブを開催

・地域活性化のためのセミナーやフォーラムの開催

日本茜についての勉強会
まちゼミとして抹茶を楽しむ茶論を開催しました


・空き家・空き店舗を有効活用するための活動

みんなのまちづくり隊の活動

最後までお読みいただき、ありがとうございました。