大木HOTALとは?

2022年10月17日

はじめに

昔はこのあたりはホタルがいっぱい飛んでた・・・

かつて日本三大ホタルが生息できる環境にあり、村人たちはホタルの飛び交う姿を思い出しては、いつか、ホタルをまた復活させたい!そうみんな思っています。
 しかし、田んぼには農薬があって、環境の変化による大雨で川が流され、ホタルはいなくなってしまいました。

農地では農薬が使われていたのでホタルは飛んでいなかった

・オーガニックタウン構想を計画していた私たちは、無農薬米の田んぼにチャレンジしましたが、病と虫害に合い、一時は断念し村人にとても迷惑を掛けてしまいました。

大阪府立大学平井規央教授

しかし、大阪府立大学で昆虫学を専門とされる平井規央教授と会い、村人のわずかな想いに火が灯りました。

無農薬ビオトープ作りに着手

無農薬ビオトープを作りました

本物のホタルの実現に向けて、無農薬田んぼで是非やって欲しいという依頼が沸き起こり、再チャレンジとして無農薬ビオトープ作りをしました。

本物のホタルが!!

・私たち、みんなのまちづくり隊は、大木の村に本物のホタルを復活させたいという願いが叶い、この夏に本物のホタルがやってきました。

さらに村の各家庭の軒先にホタルのようなステンドグラスのランプを灯していって、村中をランプの灯火で覆い尽くしたい!村人の心にもランプを灯していきたい。

町の中の防犯灯にもステンドグラスを灯した

大木びとの心とホタルのようなアートとがつながって欲しい。

それが「ランプの村 大木HOTAL(Heartful Ogi Tie Art Light)」!

ステンドグラス作家「ランプの家」中野一夫氏

ステンドグラス作家「ランプの家」中野一夫氏

・大木にはステンドグラス作家「ランプの家」中野一夫氏がいます。

彼の指導のもと、ステンドグラスのランプを作りたいボランティアの人が集まり、素晴らしい作品が生まれていってます。

私たちはランプを灯したいという大木の人と作りたいという人をつなぐ役割を担っています。

これが1つ増え、また1つ増え、大木の村中、あちこちにランプが灯されてきました。

大木びとの心の中も灯される、そんな素敵な日が待ち遠しい・・・

コロナ禍で傷ついた時代に癒しをもたらすランプの村の実現に向けて、ランプの家の中野一夫先生とランプ製作を行うランプっ娘の皆さんが日々、ひとつひとつ、着々とランプを完成させつつあります。

毎月第3土曜日はランプの日


みんなで灯したランプは
「太陽」「山」「風」「蛍」「お花畑」「炎と水」「赤い実」「幸せの黄色い花」「愛の炎」「瑠璃色の光」「花の園」「和の実」「大木ほたる」「春の足音」「春よ来い」「波の音」「飛行機雲」「絵手紙」「恋心のマーガレット」「希望の光と花」「大正ロマン」「ブルーマウンテン」「大木の春」「ハナミズキ」「春椿」「夜に咲く花」「Smile」「春色の風」「グリーンスマイル」「未来の陽(あすのひかり)」「里の春」「楽の音(がくのね)」「蛍と紫陽花」「幸せのチュリップ」「さざんかの人」「薫風つばめ」「小さい春」「カルピス」「小春日和」「みんまちハウス」「赤いダイヤ」「藤の花」「花のくちづけ」「花の首飾り」「ヒカリノアトリエ 」「月夜の微笑み」「さの灯り」
そして、2つの「蓮夢」。
その他に、ランプの家 主宰の中野一夫先生が制作されたランプと「Ogi Milky Way」「やもりのおうち」
合計65個の大木HOTALが輝き始めることになります。

ランプマップ

毎月第3土曜日を「ランプの日」と制定し、このランプマップをもとに大木地区に灯されたランプの鑑賞ツアーを行います。

ランプの鑑賞ツアーのようす

月ごとに完成していくランプの村の幻想的でアーティスティックな空間を、ぜひ、ランプの村までご覧にお越しください。

泉佐野市にランプを寄贈

新たな灯火が、2022年7月6日に灯されました。
泉佐野市役所に。
泉佐野市の市の花「ささゆり」、市の鳥「ルリビタキ」が描かれたステンドグラスランプの大木HOTAL。
その銘は「さの灯り」。
大木地区の外に灯されるのは5灯目にして、大木HOTALの総数は61灯目となりました。
製作いただいたランプの家 主宰の中野一夫先生と、私たちみんなのまちづくり隊合同で、泉佐野市に寄贈させていただきました。

泉佐野市へ寄贈したランプ「さの灯り」

公務ご多忙の中、泉佐野市長 千代松 大耕様にお時間を頂戴し、市長応接室にて、直接寄贈させていただき、同時に第12回目となる点灯式を挙行させていただきました。
千代松市長から、感謝と感動、激励のお言葉を頂戴するばかりか、感謝状まで頂戴いたしました。
歓談のお時間の中で、私たちが取り組んできたクラウドファンディングや市からご支援いただいた古民家再生プロジェクト、そして私たちが拠点とする大木地区の発展に関する有意義な意見交換をさせていただきました。


寄贈式と点灯式の終了後、市役所 1階にて、「さの灯り」の設置作業を行い、改めて駆けつけてくださったランプの村プロジェクト推進の立役者でもあるランプっ娘の皆さん、隊員の皆さん、そして来庁された市民さん達が見守る前で、点灯式を行わせていただきました。
すると、いろんなところから祝福の拍手が聞こえてきました。

設置場所は、市役所一等地の1階の受付。
常に輝きを放ちながら、ランプの村への道標となってくれることと思います。